小さな子どもを育てている保護者の中には、「わが子を東京大学(東大)に入れるほど賢くしたい」と考えている方もいるでしょう。東大に入れるような能力の高い子を育てるためには、どのような方針で幼児教育を行うと効果的なのでしょうか。
当記事では、東大生の親が幼児教育で意識していたポイントについて紹介します。東大生の多くが幼児期にやっていた遊びも併せて確認し、子どもが賢く健やかに育つような幼児教育を行いましょう。
1.東大生の親が幼児教育で意識していたポイント3つ
小さな子どもを育てる親にとって、大学受験はまだ先の話のようにも思えるでしょう。しかし、幼児期は小学校以降の生活や学習の基礎をつくるために非常に大切な時期です。子どもの健やかな発達を促すためにも、文部科学省が提言している「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を意識した幼児教育を実践しましょう。
では、東大生を育てた保護者は、どのような点を意識しながら幼児教育を行っていたのでしょうか。東大生の親の多くが幼児教育で気を付けていたポイントを確認し、自身の子育てにも取り入れてみましょう。
1-1.赤ちゃん言葉を使わない
「ブーブ(車)」「マンマ(ごはん)」などの赤ちゃん言葉は、喃語を使い始めた1歳前後の赤ちゃんにとって発音しやすい言葉です。赤ちゃん言葉は可愛らしい言葉も多く、子どもとの会話で赤ちゃん言葉を使う保護者もいるでしょう。しかし、東大生の親の多くは、大人から子へ話す際に赤ちゃん言葉を使用しないことを心がけていたと言われています。
赤ちゃん言葉を使い始めた子どもは、まだ言葉を正しく使えないものの、脳では親をはじめとする周囲の人たちの言葉を吸収しています。正しい言語(日本語など)で語りかけることで、子どもの語彙が増え、国語力や理解力の基礎をつくることに繋がるでしょう。助詞や形容詞などを意識して使用することも効果的と言われています。
1-2.テレビの視聴時間を長くとらない
東大生を育てた家庭では、幼児期のテレビの視聴時間は「1日に1時間以内」である家庭が多く、一般家庭よりも子どものテレビの視聴時間が短い傾向にあると言われています。
テレビやスマホは子どもにとって刺激が強いものであるため、見せたい番組・コンテンツを厳選し、テレビなどの視聴時間を長く設定しないように心がけましょう。
1-3.早めに寝かせる
子どもの就寝時間も幼児教育期間中に気を付けておきたいポイントです。睡眠中には、成長ホルモンの分泌や記憶の整理といった現象が起こるため、健やかな成長のためにも早めに寝かせる生活習慣を整えることが重要となります。
東大生を育てた家庭では、小学校入学前の子どもたちを遅くとも21時前に寝かせていることが多いと言われています。養育者・家族の仕事や子どもの保育園、幼稚園などの都合で早めの寝かしつけが難しい家庭もありますが、20時前には寝かしつけられるようスケジュールを検討しましょう。
2.東大生が幼児期に行っていた主な遊び4つ
幼児期の教育として習い事を思い浮かべる方もいるでしょう。東大生の場合は、幼児期には水泳やピアノをはじめとする楽器などを習っていた傾向があると言われています。子どもや家庭の状況に合わせて、人気の高い水泳や楽器といった習い事に参加することも1つの方法です。
一方で、東大生を育てた家庭では、自宅で行っていた遊びにも一般的な家庭とは異なる特徴があります。家庭でも実践できる遊びもあるため、子どもが乗り気ではない場合は無理して習い事に通わせず、家庭で実施できる遊びを楽しみましょう。
ここでは、東大生が幼児期に行っていた主な遊びと実践方法を4つ紹介します。これらの遊びを参考に、家庭での遊びをより有意義なものにしましょう。
2-1.絵本を読む
絵本にはそれぞれの世界観があり、魅力的なキャラクターが多数登場します。毎日の絵本タイムを設けるなど、幼少期に絵本を読む習慣を身に付けることで、集中力や想像力、文章力や読解力を育成できるでしょう。
また、絵本には文字(言葉)も書かれているため、文字への興味が高めまったり、子どもの語彙が増えたりするといった効果も期待できます。絵本を継続して読むことで、コツコツと積み上げることの大切さや、「できた」という成果に対する達成感を実感できるでしょう。
絵本を選ぶ際には、長年読み親しまれた絵本や推薦図書を中心に、様々なジャンルの絵本を読むことが大切です。自分ではなかなか選ばない本に巡り会える可能性が高い上に、施設の利用や貸出も利用料無料で使用できるため、図書館もぜひ活用してください。
2-2.図鑑を見る
東大生の多くは、幼児期に図鑑を好んで読んでいたと言われています。図鑑が身近にあることで、「なぜ」「どうして」と感じたときに、関連性の高いページや情報を含めてすぐ調べられるため、自ら進んで学び考える力や学習習慣が身に付くでしょう。
また、図鑑から様々な知見を得ることで、知的好奇心も自然と高められます。幼児期に小学校以降で学習する内容の基礎知識を身に着けることで知識・学力の基盤ができ、学校の勉強に対する意欲や勉強に対する自信も高まるでしょう。
図鑑は「すぐ」「その場で」調べられる環境に置いておくことがポイントです。可能であれば、リビングなど子どもが長くいる場所に置いておくとよいでしょう。子どもが興味を持っている分野から関連するものを1冊ずつ揃えていくと、子どもも図鑑に対して愛着を持てるようになります。
2-3.野菜を育てる
幼児期に、自宅のベランダや庭、農業体験などで野菜を育てる経験をした東大生も多数います。野菜を育てる体験をすることで、植物の命の大切さを知ることができ、生態系について学んだり、四季の移り変わりや食の重要さを感じたりするきっかけとなるでしょう。
また、水やり・草抜きなどといった世話を通して、野菜がどのように育っていくか注意深く観察する力や、思いやり・責任感が育つと考えられます。プチトマトやネギなど、プランターなどで栽培できる野菜も多数存在するため、挑戦しやすいものから始めてみましょう。
2-4.パズル・積み木で遊ぶ
東大生の多くは、幼児期にパズルや積み木といったおもちゃに夢中になった経験があると言われています。パズルや積み木で遊ぶことで、図形の理解や集中力が身に付くと考えられるため、1歳前後から年齢・発達に応じたおもちゃを準備してあげましょう。
地図パズルを活用することで、地名や場所を覚えるケースもあります。
3.幼児教育には「パズル・積み木」がおすすめ
自分たちの子どもを賢く育てるための幼児教育には様々なポイントがありますが、中でもパズルや積み木といった知育玩具はどの家庭でも取り組みやすく、大きな効果も期待できるためおすすめです。
■パズルや積み木を幼児教育に取り入れることで期待される効果
- 想像力や表現力を育める
- 空間認知力を高められる
- 思考力や記憶力、集中力が身に付く
- 手先が器用になり脳への刺激が高まる
では、幼児教育に効果的なパズルや積み木は、どのような基準で選ぶとよいのでしょうか。幼児期に触れさせたいパズルや積み木の選び方を確認し、発売されているものの中から自分の子どもに適した商品を選びましょう。
3-1.幼児教育に効果的なパズル・積み木の選び方
幼児教育に効果的なパズルや積み木を選ぶ際には、それぞれ次のようなポイントに注目して選ぶことをおすすめします。
■パズルを選ぶ際のポイント
●ピースの数や大きさは子どもの年齢や成長発達に適しているか
- 1歳頃…型はめパズルなど
- 2歳頃…10~50ピース程度の板パズル、キューブパズルなど
- 3~4歳頃…40~60ピース程度の板パズル、タングラムなど
- 5歳以上…60ピース以上の板パズルなど
●地図パズルの場合、国や都道府県などの位置や形を遊びながら覚えられそうか
■積み木を選ぶ際のポイント
●色
- 色付きタイプ…積み木の色から想像した遊びに取り組みやすいか
- 無着色タイプ…自由な発想で遊びやすいか
※どちらにもメリットがあるため、両方購入することもおすすめ
●大きさ
子どもが握りやすい大きさのものを選ぶ
●形
初めての積み木セットには、立方体がメインの積み木を選ぶ。積み木遊びに慣れてきたら、円柱や三角柱などといった他の形が入ったセットを追加する。
パズルや積み木といった知育教材を購入する際には、お受験向けのアイテムを広く取り揃える専門サイト「ハッピークローバー」での購入がおすすめです。
ハッピークローバーでは、パズルや積み木など、お受験対策にも効果的な知育教材を厳選して用意しています。幼児教育に最適な知育教材を購入する際は、ぜひハッピークローバーをご利用ください。
まとめ
幼児期は、就学後の生活や学習の基礎となる力を身に付けるために大切な時期です。東大生を育てた家庭で多く見られる「赤ちゃん言葉を使わない」「就寝時間を早めにする」といったポイントを参考に、子どもの状況や家庭環境に合った幼児期の過ごし方を考えてみましょう。
自宅での幼児教育では「絵本や図鑑を読むことを習慣化する」「野菜を育てる」など、東大生の多くが楽しんでいた遊びを取り入れることがおすすめです。パズルや積み木などの知育教材は様々な能力・感性を高められるため、積極的に取り組みましょう。
パズルや積み木などの知育教材を購入する際には、「ハッピークローバー」にぜひお問い合わせください。