子供の頭の働きを良くするためには、日頃の食事に注意してしっかり栄養を摂らせることが大切です。
活動のエネルギーとなり、記憶力や集中力を維持する食べ物を積極的に取り入れれば、
お受験に向けた勉強をサポートすることができます。
ここでは、子供の脳の発育を支え、お受験を成功に導くための食べ物や、
ブドウ糖やレシチンなど取り入れるべき栄養成分についてご紹介します。
目次
脳神経は6歳までにほとんどが完成する
子供の成長に大きな影響を及ぼす食事。子供の脳は毎日、食べ物から摂取する栄養をもとに発達していきます。
身体の成長に比べて脳の成長スピードは早く、6歳までに脳の9割が成長するとも言われています。
脳はどのような材料からできているのでしょうか。
全体の6割は脂質から、残りの4割はたんぱく質から構成されています。
頭の働きを良くしたり、脳の発育に役立ったりするといった効果のあるDHAやEPAが話題となるのは、魚から抽出した良質の油脂分をしっかり摂取できるからです。
また、お肉や魚、大豆製品などのたんぱく質全般が子供の成長にとって大切なことはよく知られています。
こうした脳のエネルギー源となっているのは糖質です。
人間は炭水化物や砂糖類から糖質を取り入れ、胃腸で消化吸収されると血液中にブドウ糖として溶け込みます。
ブドウ糖は血液の流れによって脳に届けられ、脳の活動を支えているのです。
よく「頭を使ったときは糖分を摂取するといい」と言われるのは、体内で消費された糖質を脳に補給する必要があるからです。
「朝食をしっかり食べよう」と言われるのは、日中に脳の活動で大量に使われる糖質を蓄えるという意味でとても大切なことです。
このように、脳の成長を支え、日々の勉強をサポートするのに食事の管理は欠かせません。
脳を育てる効果がある栄養素とその働き
子供には栄養バランスの良い食事を取らせることが大切ですが、特に脳の発育に役立つ栄養素があります。
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
サバやイワシなど、青魚に大量に含まれる油脂分で、脳の神経細胞に使われる栄養素です。
記憶力や集中力など、脳の働きを高めることが分かっています。
・たんぱく質
肉類や魚類などの動物性たんぱく質と、大豆などに多い植物性たんぱく質とがあります。
脳をはじめ筋肉や内臓、血液や骨、皮膚や髪といった全身の細胞を作る重要な栄養素です。
体内に摂取されるといったんアミノ酸に分解され、再び体の部位ごとに適したたんぱく質に合成されます。
たんぱく質をしっかり摂取することで、子供の脳や体の成長をサポートできます。
・カルシウム
牛乳や小魚に多い栄養素で、脳の神経伝達物質のメカニズムに大きく関わっていることが分かっています。
カルシウムは脳の活動をスムーズにしたり、記憶力を増強したりするのに使われています。
・レシチン
脳の働きをサポートする不飽和脂肪酸の一種で、脳の細胞壁の材料となるアセチルコリンを生成します。
アセチルコリンは神経伝達物質。最近の研究でアルツハイマー型認知症の患者の脳はアセチルコリンが減少していることが明らかになっており、学習能力や記憶力アップに役立つと言われています。
脳に良い栄養素が入った食材
具体的に脳に良いおすすめの食材をご紹介しましょう。
・青魚
イワシやサバ、サンマといった青魚には、頭の働きを活発にするDHAが大量に含まれています。
DHAの1日あたりの理想摂取量は1g程度。効率よくDHAを摂取するならサバの水煮缶をおすすめします。
1缶190gなら2人分をカバーできます。
・卵
完全栄養食品と呼ばれるほど栄養バランスが良く、9種類のアミノ酸を含む動物性たんぱく質で、良質のビタミン類も摂取できます。
また、学習能力を高めるレシチンも豊富に含まれています。
最近は、ビタミンやオメガ3、ヨードといった健康効果のある栄養素をプラスした卵も登場しています。
・牛乳・乳製品
牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品は脳の働きに関わるグルタチオンと呼ばれる成分を増やすことが分かっています。
牛乳をよく飲む人の脳に特徴的で、脳内の酸化を防いだり、ダメージを与える物質から守るなど、さまざまな効果が確認されています。
・ナッツ類
アーモンドやピーナッツをはじめナッツにはオメガ3やオメガ6といった不飽和脂肪酸をはじめ葉酸やビタミンE、ビタミン6など、考える力を高める栄養素が豊富に含まれています。
まとめ
子供の頭の働きをサポートする食事へと変えるには、脳に良い食べ物を積極的に選ぶことが大切です。
子供の思考力や記憶力、集中力を高めるのに欠かせない良質な脂質や、たんぱく質が含まれる食材を上手にメニューに取り入れましょう。
特に青魚や卵、牛乳といった身近な食品は欠かせないもの。
毎日の食事で摂取する習慣を付けていきましょう。
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