お受験の付き添いのご両親の「靴・足元」のポイント

足元は目立たないいので、服に気を取られて後回しになりがちです。
しかし、おしゃれは足元からという言葉があるように、
足元がきちんとしていてこそ、服装全体にきちんと感が漂います。
小学校受験では、付き添いだけでなく、ご両親の面接も行われるところが多いので、
足元にも気を配り清楚な印象のスタイルに仕上げてお受験に臨みましょう。
今回は、お受験時のご両親の靴や足元のポイントについてご紹介いたします。

外履きはシンプルな革靴がオススメ

外履きは、校内で脱ぐためさほど神経質にならなくてもよいとされています。
ただ、服に合った靴を選ぶべきなので、ご両親とも色は黒がマストです。
素材は、本革の質のよいものを選びましょう。
黒の革靴だからといってエナメル素材やメッシュ素材、スエード素材はNGです。
もちろん、ブランドのロゴが目立つ靴も控えましょう。
清楚で上品さが感じられる靴を受験にはオススメします。

母親は、プレーントゥもしくはスクエアトゥの靴がお受験靴に向いています。
尖り過ぎているときらびやかに見え、丸身を帯び過ぎているとカジュアル感が強調されるので気をつけたいところです。
プレーンなつま先の靴が清楚で、お受験用の服に合います。
ハイヒールの高さは、3～5cmが理想的でしょう。
足元が美しく見え、歩きやすい安定感がある高さです。

父親は、日ごろらお仕事で黒の革靴を履かれている方が多いかもしれません。
新調される方はよいですが、いつもの革靴を履いてくるのなら、きちんと手入れをしてから履きましょう。
ただ、新調した靴を受験日に初めて履き、学校へ向かう途中いきなり「靴擦れ」なんてことになったら、親子でナーバスになるので、親子共々新しい靴の試し履きは必要ですね。

母親の内履き、人気はヒールスリッパ

受験会場で履いている時間が長いのは室内のスリッパ（上履き）です。
試験官から目線が足元に向けられても、恥ずかしくないスリッパを選びましょう。
スリッパで気をつけたい点は「清楚」「音が出ない」「歩きやすい」「脱げにくい」「滑りにくい」の5つ。
これらに気をつけてスリッパを選べばOKです。

ほとんどの方が服の色は、濃紺でフォーマルなデザインのものを選ばれていますね。
その服に合った清楚に見えるスリッパの色は、黒か濃紺に限ります。
無地で華美な飾りやブランドマークが付いていないすっきりとしたデザインのスリッパがいいですね。
厚手の生地でつくられたものが品よく見え、素材も綿を中心とした天然素材でできているものを選べば一層上品です。

天然素材でつくられたスリッパは、長時間履いていても蒸れにくく、フィット感があります。
ビニール素材の濃紺スリッパは、学校の来賓用のスリッパに使われていることが多く、類にしてしまうので気をつけたいところです。

最近は母親用スリッパで、ヒール付きのスリッパが販売されています。
ヒール付きのスリッパがよい理由は、ハイヒールのパンプスと同じで背筋が伸びてスタイルがよく見えるからです。
高さは4～5cmが安定感もあり理想的です。
フリーサイズではなく足に合ったサイズを選べば、歩くときの「パタパタ」とした音が出にくいのでオススメします。

父親の内履きはシンプルに、注意点は靴下

父親のスリッパは、スーツに合ったものを選びましょう。
母親のスリッパと同じで、天然素材の厚手の生地でつくられた、シンプルなデザインがオススメです。
母親のスリッパのようにヒール付きはないものの、しっかりとしたつくりでスリッパ底も1～2cmの厚さがあるものを選びましょう。
フォーマルなスーツ姿にぴったりマッチします。
お受験用のスリッパであれば心配はないのですが、一般的なスリッパを履くのであれば、スリッパ底は音が出にくい加工がされているか確認しておきましょう。

父親が気をつけたいのが靴下です。
色柄物のカジュアルな靴下は当然NGです。
スーツに合わせて黒や濃紺の無地を選びましょう。
また、靴下の長さにも注意してください。
短めの靴下だと、すねが見えてしまう場合があり、印象をダウンさせてしまいます。
面接のときに足を組むことはありませんが、何かの拍子で、すねが見えてしまうと残念です。

ひざ下まであるロングタイプの靴下が販売されています。
靴下は消耗品なのでコストパフォーマンスを重視している方も多いのですが、上質なロングタイプの靴下をお受験用に買いそろえましょう。