かつては、有名小学校・幼稚園のお受験の際に「夫婦が共働きであること」は不利だとされていました。
しかし、それは今や時代の潮流にそぐわないものになりつつあります。有名小学校や幼稚園の中でも、共働きの家庭を応援する姿勢を前面に出しているところが少なくありません。
ここでは、共働きの家庭でお受験のために準備しておきたいこと、共働きゆえにアピールできるポイントなどを解説していきましょう。
目次
共働きだからお受験に不利な時代は終わり!
近年、共働きの家庭がますます増加しつつあります。
そうした中で、これまで共働き家庭には不向きだと考えられていた有名小学校や幼稚園が、「共働きの家庭を応援する」姿勢を打ち出すようになりました。
こうした姿勢の変化は、共働き家庭の増加に対応が迫られている小学校・幼稚園の事情もさることながら、共働き家庭における経済的なゆとりや教育水準の高さ、教育への熱心さなどに原因があるとされています。
さらに、親が「働いている自分」の姿を子供に見せ、限られた時間の中で子供と真摯に向かい合おうという姿勢そのものが大切……そうした意識の芽生えが、小学校・幼稚園のお受験での変化を生んできたといえるでしょう。
以前は、共働きであることがお受験には不利だとされていましたが、そんな時代もすでに終わりを迎えています。
今後、「共働き家庭であることがお受験でアピールできる時代」「仕事でのスキルが子育てに役立つと評価される時代」へと移り変わっていくのかもしれません。
お受験前に準備しておきたいこと
共働き家庭において、小学校・幼稚園のお受験前に準備しておきたいことは、主に2つあります。
まずは、子供を十分にサポートできる体制を整えておくこと。
有名小学校・幼稚園では、保護者の参加が必須の行事が多いこともあり、共働きの家庭には厳しい条件が少なくありません。
そこで、そうした行事や日常生活におけるサポート体制を整えていくこと、いざというときにサポートできるとアピールできることが重要なのです。
何かのときには「祖父母の協力を仰ぐ」「父親が子育てに熱心に参加する」「サポートセンターを定期的に利用する」など、子供を支える体制づくりを徐々に進めていきましょう。
次に大切なのは、子供自身に集団生活への適応性を持たせておくこと。
お受験においては、子供の適性が大きな判断要素です。
集団の中にあってどのような行動がとれるのかは、大きなポイント。
保育園でも集団生活の基礎は十分に身につきますが、共働きで通わせやすい幼児教室で勉強することなども検討してみてください。
お受験における共働き夫婦のアピールポイント
では、有名小学校・幼稚園受験の面接に際して、共働き家庭ならではのアピールポイントは何なのでしょうか。
まずは、両親が働くことで経済的なゆとりがあるということ。
教育資金を比較的潤沢に用意でき、学習に専念するための環境づくりに熱心だというのが、共働き家庭に共通するメリットです。
さまざまな機会を通して子供に「経験」という名の教育を行うためにも、こうした経済的ゆとりは重要なポイントです。
また、ともに過ごす時間が限られる中でいかに子供と向き合うかを自身に問い続けることになります。
その環境が親としての覚悟と自覚を促すといった側面も、共働きのメリットのひとつでしょう。
さらに、母親が働く環境が、時間や空間の管理へと子供の目を向けさせ、自立心を育てる訓練になるというのも、大きなポイントです。
母親が「頼れる存在」なのはもちろんのことですが、そこに頼り切ってはいけない、自分でできることは自分でやろうと考えることで、子供は成長を遂げるのです。
まとめ
お受験において、共働きの家庭が準備しなければならない点、共働きの家庭ならではのアピールポイントなどをご紹介してきました。
経済面での優位や、教育熱心さ、子供の自立心など、アピールすべきポイントが多数あります。
しかし、今後ますます共働きの家庭が増加する中で、「共働きであること」は当然だと捉えられるようになるかもしれません。
その中でもしっかりアピールできる「何か」を見つけるためにも、子供としっかり向き合うよう心がけていきましょう。
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