合格する子供は持っている!季節感を養う方法

小学校受験で、季節に関する問題が頻繁に出されます。
小学校受験をさせるご家庭では、季節感を養うためにあの手この手を使って、子供へ季節に関することを教えていらっしゃるのではないのでしょうか。
本記事では「そもそも小学校受験で季節に関する問題が出題されるのか」という疑問への答えと、そのための方法にスポットを当てて解説します。

季節感がお受験で求められる意味

小学校のお受験の問題領域には、大きく分けて数学系と国語系、生活科系の3つがあります。
国語系と生活科系の問題には一般的な知識から答えていく問題が多く、季節に関することがらが織り込まれています。
どうして学校側は季節感を養っているか否かを求める問題を出題するのでしょうか。

子供が培う季節感などを含む一般的知識や常識、社会性は、家庭環境と大きく関連するものです。
例えば、野菜の名称を覚えるときのことを考えてみましょう。母親が子供に野菜を見せて「これは○○よ」といって覚えていくものでしょうか。
きっと子供は、料理をする母親の姿を眺め、対話したり手伝ったりしながら野菜の名前を自然と覚えていくものです。

家族と過ごすひとときの会話の中からたくさんのことがらを自然と知っていきます。
心のバランスが取れた中で体得するたくさんの体験は、ものごとについての知識を吸収し、社会性を養い、思考力も培うものです。
学校側は、社会性や思考力がある子供は、伸びる力を持っていると考えています。
季節感の知識を持つ子供は、心豊かな生活が送れる家庭で育ち、社会性や思考力を養っていると判断しているのです。

季節感を養う方法

子供が季節感を養うための方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
季節感は、短期間で養えるものではなく、長期間をかけて養うものです。
そのため、季節感を養うために何かしなければと力が入っては、長続きしません。
毎日の生活の中にあるたくさんの体験チャンスを利用し養っていきましょう。

まず、外出先でのチャンスに目を向けてみてください。
公園では、暖かい季節には花が咲き木々の葉は青々と茂り、寒くなると逆に花は少なくなり、木々の葉は色を変え落葉となる様子から、植物の自然体系を知ることができます。

たとえば街中を歩けば、季節感ある飾り付けをしているショップから季節の行事を、スーパーや八百屋さんでは、旬の野菜や果物のことをそれぞれ覚えていくでしょう。
地域の児童館などで催されている、鯉のぼりや鬼のお面づくりなどに参加すれば、季節感を養える上に友達もできて、一石二鳥です。

家の庭に咲いた花や部屋に飾られた花があれば、子供は目を向け季節の花に興味を持つきっかけになるかもしれません。
日本の食文化にあるおせちや七草粥、恵方巻などの行事食を食べる家庭では、食事から季節を感じ取るチャンスを与えています。
このように、普段の生活の中には、季節感を養える方法がいっぱいあるのです。

親も季節を意識し、実体験の中からものを知る機会を与える

子供が日常生活で得る体験を通して、季節感を養えることが可能です。
父親と母親は季節を意識し、子供が体験できるチャンスを逃さないようにしましょう。
その際、可能な限り父親と母親も一緒に体験することを心がけてください。そして、一緒になって大いに楽しみましょう。

「幼稚園や保育園で季節のイベントをしてくれるから」と思っていませんか。
家族と一緒に体験することは、手や心の温もりが感じられるので、子供にとって深い思い出となり、季節感を知る機会となります。
季節イベントは家庭でも行い、父親と母親は子供に、季節に関することや常識的な話をしてあげてください。
もし、子供が疑問をもったときには、真剣に興味を持って答えてあげましょう。

後回しやほったらかしは禁物です。
身近に植物や昆虫、季節図鑑などを置き、わからないことがあったら、調べて教えてあげなければなりません。
親子で一緒に調べて答えを探すこともいいですね。
季節感を養える体験は、感受性や社会性をも養うので、知ることができる機会は大切にしましょう。

まとめ

ご紹介したように季節感は、教えるものではなく、いろいろな体験から養えるものです。
合格する子供が季節感を持っているのは、家庭で毎日の生活の中にある体験するチャンスを逃さなかったのだと考えられます。
父親や母親と食べた夏のスイカや冬のクリスマスケーキも体験の一つです。
子供が目をつぶるとたくさん思い出が浮かんでくるような毎日を送ってみてはいかがでしょうか。

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