世の中には何も言わなくても勉強をする勉強の好きな子と、言われてもやらない勉強嫌いの子供がいます。
もともと子供たちは好奇心のかたまり。
勉強好きや勉強嫌いになったきっかけがあるものです。
お受験のためには子供が楽しみながら、自然なかたちで勉強をすることが大切です。
ここでは、子供を勉強嫌いにさせないための接し方をお受験対策と合わせてご紹介します。
目次
「勉強をやらされている子」はお受験の苦労が多い
勉強は親から言われて渋々するものではありません。
子供が自発的に勉強できるようにしてあげることが親の役割ですよね。
「勉強しなさい!」という言葉は、親がつい口にしてしまうフレーズです。
大人になってから子供時代を振り返ってみて、親からきつく勉強をしろと言われたとき、どんな気持ちがしたでしょうか。
「もうちょっとでやろうと思っていたのに」「しょっちゅう勉強しろといわれてうんざり」。
そう感じていませんでしたか。
親から何度も「勉強しろ」と言われると、子供は自分から勉強する意欲を失ってしまいます。
「怒られるからやる」これでは、子供が勉強を前向きに捉えて家族一致でお受験に臨むことは難しくなるでしょう。
勉強をイヤイヤやらされて学習する喜びや学びに対するモチベーションがない子供は、お受験の準備も思うように進まない傾向があります。
受験をパスしたとしても、お受験が終わってから思うように勉強が進まない可能性もあるでしょう。
子供が勉強嫌いになってしまう原因
子供が勉強嫌いになってしまう原因には、次のようなパターンがあります。
・興味のない内容を無理に勉強させる
お受験を意識した内容を勉強させても、最初から興味を示さなかったり、途中で嫌になったりした場合に無理にやらせるのはよくありません。
子供が集中できないこともあるでしょう。
また、親が一つの内容にこだわりすぎると、他に興味があっても勉強自体にネガティブな意識を植え付けてしまうおそれもあります。
・長時間勉強させる
子供の集中力が続く時間はとても短く、ずっと勉強し続けるのは大変です。
15~20分以上勉強させたら休憩させるなど、臨機応変に勉強をさせないといけません。
長時間勉強させて、子供のモチベーションが下がると次回の勉強への意欲を削いでしまうことになりかねません。
・「勉強しなさい」と強要する
しつこく「勉強しなさい」と言い続けたり、「私立の小学校合格は甘くない」など厳しい言葉を放ったり、イヤイヤ机に座らせたりすると、子供には「親に叱られたくないから勉強をする」というネガティブな動機ができます。
怒られたくないから勉強するのでは、自発的に勉強するようにはならないでしょう。
・勉強をしなかったり答えを間違えたりすると罰を与える
一見、アメとムチをうまく使い分けると勉強の意欲がアップしそうですが、むやみに「罰」を与え続けては、子供が本来持つべき学習意欲を育てることはできません。
子供の知的好奇心を育てるには?
では、子供の知的好奇心を育てるのにおすすめの方法をご紹介しましょう。
・親と一緒に勉強する
子供は親が楽しくやっていることに興味を示します。
家庭で子供が勉強する時間、「そばにいて親は読書をしている」「クイズを解いている」といった姿勢を見せると、自然に学ぶことの楽しさを共有できます。
時には、子供が分からないことを本やネットを使って一緒に調べることも大事。
一緒に正解を考えるなどしてフォローしましょう。
・絵本を読み聞かせる
絵本は子供の情操教育や想像力を育む基本ツールです。
特に3~5歳の間にじっくり絵本の読み聞かせをしておくと、本を読むことの楽しさを覚えて自分から読書するようになります。
読書習慣で身に付く国語力や想像力、知識力は知的好奇心のベースとなるものです。
次々に興味が広がっていく土台を作ることができるので、子供が興味を示した絵本を何度も読み聞かせしてあげましょう。
・家の外に出かける
外では、家の中では想像が付かないくらいの知的な体験ができます。
定期的に図書館や博物館、プラネタリウムや工場見学など、ジャンルにこだわらず多彩な場所に連れて行きましょう。
また、山や川、海など自然が豊富な場所で野外活動をすることも大切です。
家族旅行でこうしたスポットや体験学習ができる機会を取り入れるのもおすすめです。
まとめ
一度、勉強嫌いになった子供に興味を持たせるのはなかなか難しい問題です。
子供は、ささいなきっかけで勉強嫌いにもなり、親のフォロー次第で自分から楽しんで勉強をするようにもなります。
子供をしかりつけるなどして無理に勉強をさせるのは控えて、子供の興味や集中力に合わせて知的好奇心を刺激するサポートをしてあげましょう。
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