子供の排便事情を把握していますか?
毎日おむつを交換していた赤ちゃん時代とは異なり、自分でトイレに行くようになった子供の「お通じ事情」は、親であっても知らないもの。
「出たよ」という言葉を信じていたのに、実は便秘を起こしていて嘔吐や腹痛を起こしてしまった……ということもあるのです。
お受験当日を万全の体調で迎えるためにも、便秘の有無をチェックし、改善させておきたいものです。
目次
子供の便秘は体調のみならず脳にも影響あり!
便秘を引き起こす原因のひとつは、腸の機能の低下です。
便秘は、おなかの張りや痛みを引き起こすほか、ひどくなると吐き気を催したり、実際に嘔吐してしまったりすることも。
適切に排出されずに、食欲が低下してしまうこともあります。
また、胃や腸といった消化器官は、脳と密接に関わっていることが分かっています。
環境の変化によるストレスなど、心理的要因が便秘の原因となっていることは珍しくありません。
反対に、便秘が脳に悪影響を与え、感情や行動に作用することも分かっているのです。
このような腸と脳との関係は、「腸脳相関」と呼ばれています。
体だけではなく、脳も驚異的なスピードで成長している子供にとっては、便秘は脳の発達にも関わるのです。
脳の発達には、ビタミンBのほか、ナイアシンやDHAが必要ですが、これらの栄養素を吸収するためには、腸のコンディションを万全にしておくことが前提。
体・脳どちらの健やかな成長のためにも、腸を整えてしっかり栄養素を吸収できる環境を作る必要があるのです。
子供が便秘になる原因
子供が便秘を起こすことには、精神面、肉体面の両方の原因があります。
・水分不足
水分補給をしっかり行えていないと、腸内で大便が固くなってしまい、排出しにくくなってしまいます。
便秘対策としてはもちろん、健康のためにもこまめな水分補給が必要です。
・食事量の不足
当たり前のことではありますが、食べるものを食べていないと、出るものも出ません。
大腸のぜん動運動は、食べものに大腸の壁が刺激されることで、より活発になるもの。
食事量が少ない子供は、大腸の壁があまり刺激されず、便意が起こりにくくなるのです。
・ストレス
子供の便秘の原因として多いのがストレスです。
腸は脳と密接に関わっていると述べた通り、緊張感やストレスから便秘が引き起こされることがあるのです。
ストレスが由来の便秘は、子供の体からのストレスサインだと捉えましょう。
・我慢
男の子の場合、個室に入る=大便だと友達に分かってしまうことを嫌がり、家の外での便意を我慢してしまうケースもあります。
便意を我慢せずにトイレに行くことが大切です。
子供の便秘を解消する方法
子供の便秘を解消させるためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
対策方法をチェックしてみましょう。
・食生活の見直し
食物繊維が含まれている食品を食べたり、水分摂取を適切に行ったりすることが大切です。
特に偏食気味の子供は、おからクッキーなど、食物繊維を含んだ食品を工夫して食べさせるようにしましょう。
朝目が覚めたときに1杯の水を飲む習慣も有効です。
・朝の時間をゆとりのあるものにする
最も排便しやすいのは朝です。その朝にバタバタしていてゆっくりトイレに入る時間もないようでは、なかなか排便リズムをつかめないもの。
また、睡眠時間が不足していると、夜間に腸が休めず、便秘の原因になってしまいます。
早寝早起きを心がけ、朝食を食べたうえでトイレにしっかり行けるリズムを作りましょう。
・ストレスを緩和する
ストレスからくる便秘を起こしている子供には、親とゆっくり話す時間やリラックスできる機会を作ってあげましょう。
お受験を目指している子供の場合、当日が近づくにつれて緊張感から便秘を起こすこともあります。
不用意にプレッシャーを与えないように気をつけてあげることも大切です。
まとめ
便秘は心身ともにつらいもの。
水分補給や食生活、生活習慣の見直しをしても、体質的に便秘気味の子供もいるものです。
どうしても改善がされない場合は、医療機関で相談してみることをおすすめします。
「トイレに行きたい」と言い出した際に、タイミングを逃さずトイレに連れて行くことも大切です。
朝に排便するリズムを目指しながら、まずは便秘にならない習慣を作っていきましょう。
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