お受験前に直してあげたい!子供の「身体の姿勢」の重要性

肩が前に出てしまっていたり、背筋が曲がって猫背になっている子供は多いもの。
姿勢の悪さは見た目だけの問題ではありません。
無理な姿勢で過ごしていると、身体面、行動面で悪影響を及ぼすものです。
適切な姿勢を取らせるために、親ができることもあります。
このページでは、正しい姿勢がもたらすメリットについてご紹介します。

姿勢がいいことで得られる身体機能面でのメリット

正しい姿勢を取るためには、必要な筋肉をきちんと働かせている必要があります。
反対に言えば、悪い姿勢が習慣化してしまうと、発達すべき筋肉が衰えてしまうのです。
また、体にかけなくていい無理な負荷を与えるほか、姿勢の悪さは内臓の働きにも悪影響を与えます。

正しい姿勢を取ることで、酸素がきちんと体の隅々にまで行き渡り、必要な筋肉が必要なぶん鍛えられることになります。
これは、体幹を身につけるためにも必要なことなのです。
特に、幼児期から学童期にかけては、「ゴールデンエイジ」と呼ばれる、身体能力にとって重要な時期に当たります。
身体能力が著しく発達するこの時期に正しい姿勢で過ごすことは、運動能力の発達を左右する大切なことなのです。

一度身につけた「正しい姿勢」は、大人になっても失われない大切な財産です。
一方で、子供時代に姿勢の良さを身につけられなかった人は、正しい姿勢に必要な筋力が養われていない人が多いため、大人になってから直そうとしても難しいもの。
子供時代に習慣化させることが望ましいです。

姿勢がいいことで得られる社会的なメリット

姿勢の良さは、学力の向上にも大いに関わっています。
先に、良い姿勢を取っていると酸素が体の隅々まで行き渡ると述べました。
この「隅々」は脳も含んでいます。
脳を満足に働かせるためには、十分な酸素の供給が必要不可欠です。
そのため、正しい姿勢は学習効率を上げることにもつながるでしょう。

また、良い姿勢は集中力にも関わっています。
姿勢の悪さは、自律神経系の乱れの原因にもなるため、イライラや集中力の低下を招いてしまうのです。
結果、ダラダラと非効率的な勉強習慣が身についてしまうことになるでしょう。

また、忘れてはいけないメリットは「見た目の良さ」です。
背筋がピンと伸びた人は、自信があり、ポジティブなイメージを抱かせるもの。
こうしたプラスの印象は、そこから「信頼ができそう」「優秀そう」といったパブリックイメージにつながります。

反対に、前かがみの姿勢の子供は、「自信がなさそう」と思われたり、「シャンとしなさい!」と注意されたりと、ネガティブなイメージになりがちです。
子供の頃は、こうした周りからの見る目、声かけがその子を形作る大きな要因になります。
子供の自己肯定感を高めるためにも、正しい姿勢は大切なものなのです。

子供の姿勢を良くするためには?

子供の姿勢を良くするために、親ができることをご紹介します。

・椅子の高さを適切にする

骨盤が立った状態を作ることが、正しい姿勢には必要不可欠です。
足がブラブラしているのもよくありません。
高すぎず、低すぎない高さの椅子を用意したり、調整が可能であれば高さを調整したりすることが大切です。
目安は、足が床についた状態で、膝と股関節が90度になっていること。
横から見て調節してあげましょう。

・全身スポーツを行う

正しい姿勢を取るためには、全身の筋肉をバランス良くつけさせることが必要です。
水泳のように、全身の筋肉を使う運動をさせることもひとつの方法でしょう。
手軽なものでは、ラジオ体操もおすすめです。

・家の中では裸足で!

正しい姿勢を保つには、足の裏に力を入れて立つことが必要です。
足の裏、足指に刺激を与え、強い足裏を作ってあげましょう。
そのために簡単にできることは、裸足で過ごす時間を増やすこと。
家の中では靴下を履かせず、裸足で過ごすようにしてみましょう。

まとめ

姿勢の悪さは、ネガティブなイメージで印象づけられてしまうもの。
小学校のお受験の場だけを正しい姿勢で乗り切るのは、子供にとっては困難です。
日頃から正しい姿勢で過ごせるようにしておくことで、合格をつかみ取る可能性は上がることでしょう。
本人の自信など、精神面にも作用する姿勢。
小さいうちから当たり前のものとして身につけさせてあげたいものですね。

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