小学校受験とは?試験内容・メリット・デメリットを徹底解説

小学校受験とは?

いわゆる”お受験”と呼ばれる小学校受験や幼稚園受験。
中学受験などは、お受験とは呼ばれません。
昔は、富裕層や家格などが高い方々が有名小学校を受験されることで”お受験”と呼ばれるようになったようです。
主に私立・国立の小学校に入学するために行われる試験のことです。
公立小学校は基本的に居住地域によって入学する学校が決まりますが、私立小学校・国立小学校は学校ごとに試験を実施し、合格した児童のみが入学できます。
公立小学校は、文部科学省の小学校学習指導要領に沿った画一的な方針で教育が行われるのに対し、私立小学校は、基本的に学校独自の方針で教育が行われます。

小学校受験の試験内容とは?

学校により運動テストやペーパーテストが無かったりしますが、主に下記のテストが存在します。

ペーパーテスト

知識・理解を試すために言語力、数量や図形力、理科的常識、社会常識、推理、空間認識などの基礎学力を測るテストです。
家庭教育だけですと、難しいものがあることと、学校別のコアな出題の情報を得るにはどうしてもお受験塾に通うのが必要かもしれません。

行動観察

協調性: 集団の中で、他の児童と協力して課題に取り組む様子を観察します。
社会性: 挨拶、返事、言葉遣い、順番を守るなどの社会性を観察します。
自律性: 指示を聞き、自分で考えて行動できるかを観察します。

こちらの訓練もやはり集団行動になれるために、通塾は必要かもしれません。

運動考査

すべての学校が運動考査を行うわけではありませんが、幼稚舎など運動考査のある学校は一定数あります。

運動能力: 走る、跳ぶ、投げるなどの基本的な運動能力を測ります。
バランス感覚: 片足立ち、飛行機バランス、両足ジャンプ、片足ジャンプなどでバランス感覚を測ります。
敏捷性: 反応の速さ、体の動きの俊敏さなどを測ります。

  • ・かけっこ(走る)
  • ・けんすい
  • ・ケンケンパ
  • ・スキップ
  • ・ギャロップ
  • ・ジャンプ
  • ・縄跳び
  • ・クマ歩き
  • ・ジグザク走り
  • ・ゴム跳び
  • ・平均台
  • ・とび箱
  • ・フープくぐり
  • ・前転
  • ・うさぎ跳び
  • ・マット運動

面接

・子供面接
興味関心、家庭や幼稚園などでの様子などを質問します。
自分の考えをしっかりと伝えられるか、質問に的確に答えられるかなどが重要です。

・保護者面接
志望理由、教育方針、子育ての考え方、学校への期待などを質問します。
学校の教育方針を理解しているか、子育ての考え方が学校と一致しているかなどが重要です。

・親子面接
親子の関係、お子様の性格、家庭環境など。

行動観察

集団行動ができて協調性、社会性、リーダーシップがあるかなど。
個別行動は集中力、観察力、手先の器用さ、指示行動ができるかどうか、など。

小学校受験のメリット

私立や国立の小学校は、教育理念や特色が明確で、質の高い教育を受けられる可能性があります。
充実した施設・設備を期待できます。私立小学校は、図書の充実やワークスペースなどの施設が充実している場合があります。

少人数制で教師の目が届きやすく、子供一人ひとりに合ったきめ細かい指導を受けられる場合があります。

多様な学習機会が多い傾向があります。課外活動や習い事など、多様な学習機会が提供されます。

なによりも熾烈な中学受験をせずに、そのまま高校まで進学できる学校が多数です。
ご学友と最大12年間、学校生活を送ることができます。

小学校受験のデメリット

費用面では受験費用や入学金、学費などが高額になる場合があります。
受験対策のために、幼児教室に通う必要があり、時間や労力もかかります。
人気校は受験倍率が高く、合格するのが難しい場合があります。
保護者も合格まで精神的な負担を感じることがあります。

小学校受験を検討する際のポイント

お子様の性格が校風に合うか、通学が一人でできるかどうかなどを見極める必要があります。

ご家庭の教育方針と受験する学校の教育方針が合っているかどうか、親同士のつながりが密接になりますので、校風もしかりですが通っている保護者の雰囲気も大切です。

受験費用や入学金、学費、イベント費用などを十分に捻出できるかも重要です。

学校の情報集めと学校説明会に参加するのが一番大切です。

まとめ

大切なお子様の将来のためのお受験です。
受験することが決まった日からご準備や情報収集をはじめましょう。
適切なサポートと環境を整え、お子様が自信を持って試験に臨めるようにしましょう。

本店はコチラ