お受験というと富裕層の受験というイメージがありますね。
私立小学校になれば6年間でおおよそ700万円ほど必要になる場合が殆どのようで、
その他、お付き合い費もかさんできます。
国立小学校の場合も、富裕層の方、準富裕層の方、サラリーマン家庭など
それぞれ研究の為にいろいろな方々を入学させると言われております。
そんな中、有名幼稚園・有名小学校に合格された方々に塾以外でどれくらい
お受験の準備をされていたか、をヒアリングいたしました。
目次
お母様・お父様編
お母様のお受験スーツ
ウール100%のものではないと、仕立て映えがいたしません。
それにサイズが合っていなかったり、丈を意識しすぎて長すぎるものを着用していると、
借り物のようになりますのでお気をつけください。
フルオーダーではなくても、既製服をオーダーに近づけるために
多少のリフォームは否めません。
動き易く、仕立て映えにしている、説明会用ワンピースも1着は必要でしょう。
お父様の地味目ネクタイ
お葬式用はNGです。
できるだけ無地に近いものでダーク色のもの。紺があればベストでしょう
白いワイシャツと地味目スーツ
スーツはやはりウール100%の仕立ての良いものを。
パンツの先が細くなっているものではなく、ストレートのシングルが理想的です。
お母様のパンプス
フラットシューズ、ハイヒールすぎるものNG、先が尖っているものNG、
ブランドがわかかるもの、リボンや装飾が付いているものNGです。
黒いパンプスだと黒が目立ってしまい、せっかくのお受験スーツよりも
足元に目が行ってしまいます。
いわゆる ”黒目立ち” になってしまうので、濃紺のパンプスがおすすめです。
濃紺色のものはスーツと一体感が出るので、よりスマートになるでしょう。
お父様の革靴
ダーク色の革靴で、先がとがっていないトラッドシューズをお選びください。
通勤用の柔らかい合皮のものはお控えください。
お受験スリッパ(面接・説明会用)
立体的なフォーマル専用のものを面接、説明会用にご準備ください。
幼稚園お受験用の親子遊び用スリッパ
立体的なスリッパの他に、親子遊び用のスリッパを別にご用意ください。
親子遊びは大切な園へのアピールの場ですから、
主に二つ折りの高級感のあるものが印象も良いでしょう。
お受験向きのサブバッグ
金属装飾やロゴ、フリルの付いていないもの。
そして、スリッパが2足入るもので自立するものをご用意ください。
椅子横でぐにゃりとなると、意識がそこに行ってしまいます。
本革ハンドバッグ
ブランドがわかるもNG、ブラックフォーマルのナイロン製NG
金属がかくれるもの、安価合皮のものは、一流品をお持ちの方の中に混じるので、
お勧めできません。
靴袋
できれば2足一緒に入るものが便利です。
決してガサガサ音がしないもの。
紺の風呂敷
被せることができるので便利です。
お受験用エコバッグ
お荷物が増えた時に便利なグッズです。
雨の時にお子様のレインブーツや傘の携帯に。
長傘
ビニール傘は印象が悪いでしょう。
ダーク系無地をお二人分。
温暖化の影響で風が強いことも多いので、折れにくいしっかりしたものを
ご用意ください。
折りたたみ傘 ダーク系無地
午後雨予報や午後から晴れる予報の時に便利です。
お二人分ご用意下さい。
傘袋
取り間違い防止のために、傘置き場が無いが学校が多いです。
公共交通機関での移動でも、お洋服を濡らさない為に必須です。
お母様のヘアアクセサリー
ゴムリングのみはカジュアルで印象が悪いでしょう。
顔回りすっきりになるようにお選びください。
お母様・お父様の白いハンカチ ティッシュケース
学校や園内での使用場面が意外に多く、受験向きのものをご用意ください。
特に白いハンカチを持っていない方も多いので、ご用意が必要です。
ファイルカバーと筆記用具
お母様のベージュのストッキング
お子様編
お受験用お洋服
ボトムスやワンピースは、ポリエステル100%のものは通気性が悪いので、
汗をかきやすく暑がってしまいやすいので、天然繊維が入っているもの、
もしくはウール100%のものが高級感もあり、よろしいでしょう。
ポロシャツは、半袖と長袖の両方をご用意ください。
外靴
女児は黒のワンストラップ(サッと脱ぎ履きしやすいマジックテープのもの)
男児は黒のローファー
いずれも通学路や入口に先生方が立っていますので、手を抜かずに。
試験当日に履いたことの無い靴を履くと、嫌がったりしますので、
必ず履き替え練習用や、模擬試験のものと試験当日のものを、最低2足ご用意ください。
マジックベルトの白の上履き 数足
試験当日はきれいな真新しいもの、塾用、履き替え練習用など、
少なくとも数足は必要です。
塾通いが始まって、10月まで履けるかどうかという方もいますが、
汚れたものを試験当日に履いていけません。
※学校によって名前を絶対に書けないところ、または名前を書く箇所が学校によって違います。
名前を書くのがNGな学校に書いたものを持っていくと、ガムテープを貼られます。
(親の注意不足を見られてしまいます。結果に影響しているようです。)
塾用
模試用
本番用 国立・私立混合受験の場合は数足必要です
ソックス 最低5足
連続試験やお天気が悪い時のため必ず数足ご準備ください。
ハンカチ 数枚
塾用・お試験用で使い分け、落としてしまうことがあるため、
予め多めに合格組はご用意されています。
ポケットからはみ出さないサイズが必要です。
ティッシュケース 最低2つとティッシュ
ポケットからはみ出さないサイズがおすすめです。
クロッチ付き紺ブルマ
女の子は1枚履きのクロッチ付き紺のブルマがあると便利でしょう。
白いお下着は基本
お着替えがある場合は、女の子はスリップが便利でしょう。
緊張しないように普段から白いお下着の習慣を。
紺無地のレインコート
大雨が降ると、傘だけではお洋服が濡れてしまいます。
お子様自身が脱ぎ着も早くできるタイプをご用意ください。
レインブーツ
大雨の時など必須です。
事前に用意し、学校近くまでは履いて行ってもよいのではないでしょうか。
シューズケース
小さな幼稚園受験のお子様も、自分で脱ぎ履きできるようご自分で持たせてください。
”自分でやりたい” ”自分でやります” の姿勢が大切です。
手提げバッグ
自分でシューズケースを持つために、手提げレッスンバッグは必須アイテムです。
おとなしく待機できるよう、自分のお気に入りの絵本を2冊くらい。
スマホ動画などを見せていたら悪印象です。
直飲みにならない水筒(コップ付きのもの)
まとめ
拝見していると、グッズをお買い求めになるお客様で、合格されているお客様の傾向としては、時間を上手に使われています。
何度もお店に足を運ばなくて良いように手を抜かずに短時間で、スマートにお揃えになっています。
例えばお子様が落としてしまうことが多いハンカチなども、予測をして数枚ご用意されるなど本当に事前のご準備が良い傾向にあるようです。
時間を合格のために有効に使っていらっしゃいます。
合格の為に塾通いは必須ですが、塾通いの段階からお受験服にお子様とお母様も慣れておくことが大切だそう。
特に子供が試験当日に緊張しないように、普段からふさわしい洋服と靴で塾通いに努めていたということです。
普段着とは違うお洋服や靴は慣れるのに時間を要します。
慣れない服装で動きが硬くなっては印象もあまり良くならず、本当の力を十分に引き出すことができない可能性もあります。
普段から家庭でも慣れさせておくことで、本番になっても緊張せず、スムーズにお受験を行うことができるのです。
この記事を読んで結構な出費があると感じられる方もいらっしゃると思います。
ですが必要出費だと割り切っているスマートな方々の中でお受験は始まります。
時間は後から買うことができません。
過ぎてしまった時間で後悔することがないよう、今から時間の有効な使い方をして、合格に向けて走りだしてください。